包装の移り変わり木箱からダンボールへ

今は包装といえば、ダンボールが主流でしたが、昔は包装素材は木箱でした。ですが敗戦によって、木材の宝庫であった樺太を失い、戦時中に乱伐によって森林面積は戦前の半分になってしまいました。

そして、戦後の復興のために建築用の木材が必要になり、パルプ用材の需要もたかまり、木材の争奪戦が起きたほど、木材は枯渇していました。

そのため、木箱を作ることができなくなり、木箱からダンボール運動が高まり、国が貴重な木材を使わずダンボールを使うように提唱してきました。ダンボールの利点も後押しして、次第にダンボールの使用が増えてきました。

ダンボールの軽量で、比較的安価で、組み立てることができること、耐衝撃性、断熱性に優れていることから、シェアは木箱からダンボールへと切り替わっていきました。木材資源の節約、包装の合理化に貢献してします。